ぐーたら気延日記(重箱の隅) 「ヤマトタケル」って誰?(1)
ヤマトタケルの幼名、 小碓命 (オウスノミコト)の時代の記述は、『古事記』において非常に衝撃的な出来事から始まります。 このエピソードは、彼の 並外れた武力 と、後には 悲劇的な運命 につながるであろう 荒々しい気質 を予期させるものです。 景行天皇には、小碓命と 大碓命 (おおうすのみこと)という二人の王子がいました。 ある時、天皇は、大碓命が食卓に現れないことを気にかけ、小碓命に「兄を呼び戻してくるように」と命じます。 しかし、何日経っても大碓命は戻らず、小碓命も兄を連れてきた報告をしませんでした。 天皇が再び小碓命に尋ねたところ、小碓命は淡々と事の顛末を語ります。 「兄がなかなか出てこなかったので、私は兄を捕まえ、 手足をもぎって、むしろに包んで投げ捨てました。